7・8・9はBBQ! 本格炭焼き用 バーベキュー鉄板②

表面処理には『ショットブラスト』加工

前回の続きです。

鉄板の表面処理には 『ショットブラスト』 なる加工を施してみました。

これはバイクの部品などによく用いられる加工法で、細かい流体を表面に衝突させ、小さな凹凸をつけるというものです。写真では判りにくいかもしれませんが、触感はザラザラしており、フライパンや鍋などのフッ素加工(汚れや焦げがつきにくい)に似た感じの手触りです。



この加工には薬品や塗料、コーティングの類は一切使用しません。

家庭用のコンロで調理するのと違い、長時間にわたって鉄板を加熱しますし、温度も家庭用コンロよりおそらく高くなります。よって、『生の鉄』のままの方がよいのではと判断した次第です。

実用的な利点

油が馴染みやすく、錆びにくい・長持ちする

前述の通り、表面に薬品・塗料の類を使用していません。よって、必然的に錆びが生じやすい状態となります。ただ、たとえ生の鉄でも、油をきちんと塗りこみ、新聞や包装紙などで包んだまま保管すれば、そう滅多に錆びることはありません。

表面に凹凸があるため、油が馴染みやすいので、結果的に錆びにくさや長持ちにつながります。

汚れや焦げがつきにくく、洗い落とすのもより簡単に。

上図の通り、汚れや焦げがつきにくくなります。実際に洗ってみると、「ザラッと」汚れが落ちる感触がします。実際にお使いいただいている方々からも同様のお声を頂戴しています。